日々の生活において、意図的に身体活動量を増やすために、運動やスポーツを定期的に実施することを言う。
厚生労働省の定義では、週に2回・一回30分以上・一年以上継続して実施している者を運動の定期実行者(運動習慣者)と定義している。
毎年実施されている国立健康栄養研究所の調査によると、20―64歳の成人の運動習慣者は、男女平均して3割弱であり、過去20数年間それ以上に増えない現状がある。
ただ65歳以上では、男性47%、女性37%と健康維持のためにかなり運動習慣者が増加している。
「健康日本21・第二次」(第四次国民健康づくり運動)では、日常生活における歩数の増加を目指して、2023年には、20―64歳の男性9,000歩、女性8,500歩を目標とし、また65歳以上の男性7,000歩、女性6,000歩を目標としている。
さらに運動習慣者の割合も、20―64歳の男性36%、女性33%を目標とし、他方65歳以上の男性58%、女性48%を目標としている。
個人の努力も勿論のこと、運動環境の整備も喫緊の課題となっている。
(谷口幸一)