7月8日(火) 19時30分より、NHK総合テレビ『クローズアップ現代』に、本セミナー主宰者の一人、所正文教授が出演されました。
番組のテーマ「運転し続けたい ~すすむ高齢者ドライバー事故対策~」について、「超高齢社会と交通」を研究している所教授が解説されました。
番組は12.3%という高視聴率となり、大きな反響を呼びました。
•交通事故の総件数が9年連続で減少する中、65歳以上の高齢ドライバーが起こす事故はここ15年で倍増と、増え続けている。
大きな要因が「実際の運転能力と自己認識のズレ」だ。加齢とともに視野や動体視力などの認知機能は衰え、標識の見落としや対向車のスピード読み間違えに繋がりやすくなる。
•そのしくみは最近、より詳細にわかってきたが、多くの高齢者は昔の70代80代に比べて体力に自信があり、車なしでは生活に支障をきたすと考えるため、免許の自主返納は一向に進んでいない。
正しく認知機能の状態を伝えて本人の自覚を促していこうという自治体の取り組み、弱体化した機能を補完する車の開発、安全な電気自動車を貸与して安全ゾーンを市街地に設定する町づくりの動きなど、各地で始まった超高齢社会に向けた事故対策の最前線を紹介する。 立正大学教授 所正文氏
2014年7月8日放送 NHK「クローズアップ現代」