ADI(Alzheimer’s Disease International )とは、世界各国にある認知症の人とその家族の支援活動を行っているアルツハイマー協会の連合体であり、世界保健機関(WHO)と公的な協力関係を結んでいる組織です。
80以上のメンバー団体が其々の国で認知症の人とその家族を支援しています(www.alz.co.uk)。
現在、世界の認知症の人の数は、4600万人、2050年には1億3千150万人に達すると推計されています。
AAJ(Alzheimer’s Association Japan)とは、1980年に京都で発足した「家族の会」で、認知症の本人と介護家族や専門職によって運営されている組織で、全国47都道府県すべてに支部があります(www.alzheimer.or.jp)。
多くの医療専門職および介護専門職も会員として参加しています。
日本の認知症の人は、現在は465万人で、2025年には700万人を超えると推計されています。
家族の会は、認知症に優しい社会の実現を目指して、政府および認知症関連団体とともに尽力されています。
2015年の世界アルツハイマー・レポートによれば、世界の認知症の約半分がアジアの国々に住んでいます。
アジア諸国の人口急増と呼応して、認知症の人の数も急増しているわけです。